Interviews
アイディアで“マイナス”を“プラス”に。
制限があるからこそ生まれるデザインがある。
建築設計・施工
「業界を変える」エネルギーに共感
美術大学に通っていたときからリノベーションに興味があり、卒業後は一棟をリノベーションし、シェアオフィスをしていた設計事務所・設計施工会社に計5年勤務したのち、リノベるの前身である株式会社esに転職したのが2010年です。ちょうど会社が大阪から東京に進出してくるタイミングで、当時東京の社員はわずか5名。それでも「リノベーションをベースに業界を変えていこう」というエネルギーに共感して、入社を決めました。その当時と比較すると会社の規模は断然大きくなりましたし、社員数は数十倍です。しかし「業界を変えよう」という思いは、今も変わっていません。僕自身も入社以来ずっとそのまま、毎日忙しく突っ走ってる感じです。
お客様の夢を形にする、ワクワクする仕事
現在は「CC事業部」として、店舗から住宅の設計施工を手がけています。少人数の部署なので、設計だけでなく物件探しから設計・施工監理までトータルで担当。長いお客様とは、半年近くご一緒することもあります。その間にお客様の新店舗にかける思いをうかがい、時には良い意味で激しいディスカッションを重ねながら、お客様の理想を形にしていく。中には、脱サラして独立開業するという方もいます。お客様の夢を実現する、そのお手伝いができることは、とてもワクワクしますね。
制限があるからこそ生まれるデザインと発想
リノベーションの面白さは、制限があるところだと思います。たとえば、解体してはじめて撤去できない柱や壁の存在がわかるケースもあり。また、水周りや換気、店舗の場合は厨房など設備の位置に制限が多い。それでも「コレがあるから出来ない」ではなく「コレがあるからこそ実現できるデザインがある」と考えるのが楽しい。出来ないことばかりを数えていっても、お客様だって不安になりますよね。一般的にマイナスだと思われる要素を、臨機応変に“見せ場”としてデザインに取り入れて、プラスに変える。そうして、お客様の理想を実現する。それがリノベーションの醍醐味だと思います。
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- 「設計がやりたい」だけじゃなくて、設計を取り巻く様々なことに興味を持てる人がいいですね。今、リノベーションは急速に知名度が上がってきています。このスピード感の中で仕事ができるのが、何よりの魅力だと思います。