代表メッセージ

ライフスタイルを豊かにするあらゆるサービスを創り出す 代表取締役 山下智弘 ライフスタイルを豊かにするあらゆるサービスを創り出す 代表取締役 山下智弘

日本の不動産・建築業界は長らく、古い建物を壊して新築マンションを建てるスクラップ・アンド・ビルドが主流であり、消費者も新築志向が強いマーケットでした。

私がそうした住まいのあり方に疑問を感じたのは、大手ゼネコンで働いていた20代の頃。
「お客様の幸せに寄り添う仕事がしたい」と考え退職し、海外に住む友人を訪ねてしばらく旅をしました。

そこで知ったのが、欧米では約8割の人が中古住宅を購入し、自分好みにリノベーションをして暮らしを楽しんでいること。
海外の多くの国では中古マンションでも購入後の資産価値は大きく下落せず、有益な資産として活用されています。
一方、日本では約9割の人が高額なローンを組んで新築住宅を購入し、暮らしを楽しむゆとりを持ちにくい状況にあります。

また、マクロ環境を見ると、新築住宅は資産価値が落ちやすく、日本の累計住宅投資額から住宅資産額を差し引いた損失額は、500兆円以上に上るとも言われています。
その他にも「空き家率増加」「築古物件の増加」など住まいと建物の課題は日本の社会課題でもあります。
その解決のために、更には住まいと住まい方に対するサステナビリティの観点からも、今こそ、中古住宅の価値が見直されるべきではないか───
そう考え、私は日本では珍しかったリノベーションのビジネスを立ち上げるに至りました。

2010年の創業以来、リノベる株式会社はお客様それぞれのニーズに応えたリノベーションサービス 「リノベる。」を中心に事業を展開し、多くのお客様に「かしこく素敵な暮らし」を提供してまいりました。

「リノベーション」による循環型社会の実現。

これは不動産・建築業界全体が担うべき社会的な役割であると考えています。
そこで私たちは、多くのリノベーションを希望するユーザーと日本全国のパートナーネットワーク(不動産会社、設計事務所、工務店、金融機関を網羅)両方を持つプラットフォームをつくりあげ、テクノロジー活用を進めています。

このプラットフォームを通じて蓄積されたノウハウを活用し、「リノベる。」を軸としたBtoCの住宅リノベーション事業、企業が保有するアセット活用の有力なソリューションとしての一棟リノベーション、更には、今後の成長に向けてリノベーションプラットフォームのオープン化を進めており、これらを通じ、循環型社会の実現を加速させていきます

日本の暮らしを、世界で一番、かしこく素敵に。
このミッションのもと、「お客様」「住宅・不動産・建築産業」そして「社会」、それぞれが直面する課題に向き合い、その解決に真摯に取り組み続けることで、誰もが自分らしい暮らしを心から楽しむことのできる世界を目指します。

山下智弘