不動産パートナー 櫻井釣魚具株式会社 SAKURA ESTATE 代表取締役社長 櫻井孝行様

ゼロからの仲介事業、立ち上げ2年で26成約を実現した秘訣とは?

ゼロからの仲介事業、立ち上げ2年で26成約を実現した秘訣とは?

東京神田にビルを構える老舗釣具メーカー・サクラ高級釣竿(櫻井釣漁具株式会社)。本業であるメーカー事業の傍らで保有不動産の賃貸業「SAKURA ESTATE」を営んでいた同社は、2014年12月に「リノベる。」に加盟し、売買仲介事業をスタート。文字通りの新規立ち上げながら、代表の櫻井氏が単身でノウハウを身につけ、2年足らずで加盟店舗のなかでも群を抜いた成約実績を叩き出すまでに至っている。その加盟のきっかけから成功の秘訣まで、櫻井氏に話を伺った。

 

櫻井 孝行 Takayuki Sakurai
櫻井釣魚具株式会社(SAKURA ESTATE)代表取締役社長、宅地建物取引士。1888年創業(国内最古)の釣具メーカー・櫻井釣具店の4代目。メーカー事業の取締役として経営の舵取りをする一方、不動産事業を一人で切り盛りしている。

一枚のFAXをきっかけに、売買仲介事業の立ち上げを決意。

当社はもともと1888年創業の釣具店です。メーカーとして自社の「サクラブランド」を日本全国、世界各国に展開するほか、東京の神田に実店舗も構えております。そのショップの入ったビルや、そのほかにもいくつか不動産を所有していたものですから、メーカー事業の傍らで、昭和37年頃から不動産の賃貸事業も手がけてきました。

あくまで本業はメーカーで、不動産は補助的なものでしたから、売買仲介を始めるなど思ってもいませんでした。それがなぜか、ふと届いた「リノべる。」の加盟店募集のFAXが目についてしまったんです。2015年の4月ですね。

本当になぜなのか……問い合わせた理由は覚えていないのですが、説明会での話は明確に覚えています。数名の参加者を前に、「これからは住宅産業もネットの時代だ」とはっきりと仰ったこと、そして「リノべる。自体が“不動産屋”ではない」という点が、とにかく刺さりました。

「リノべる。」の肝は、“お客様目線”にある。

不動産会社であれば、自分たちが売りたい不動産を積極的に売るのが理屈です。しかし、「リノべる。」は、自社で物件仲介を行う不動産会社ではありません。仲介を行うのは、あくまでも提携している不動産会社。ここに、大きな可能性を感じたんです。

不動産会社ではないからこそ、「リノベる。」は、真の意味でお客様目線に立つことができる。不動産会社の目線ではなく、お客様の目線で不動産を評価し、お客様と一緒に不動産を選ぶことができます。しかも、購入した住まいの中身は、リノベーションで好きなように作り変えることができる。このビジネスモデルは、消費者から見ると、とてつもなく魅力的だぞ、と。

というのもこれ、実は「釣竿」でも同じことが言えるんです。“お客様目線”で売り出した商品は、売れ方が全く違います。

メーカーである我々が自社の商品をいくら宣伝したところで、お客様にはなかなか刺さりません。そんな中でいくつか、人気のプロアングラー(釣り師)さんと一緒に仕掛けた商品があるのですが、もうお客様の反応が全然違います。プロと一緒に開発した商品を、「いついつの夜中0時から注文を受け付けますよ」と、そのプロ自らYouTubeで告知するんですよ。そうすると1本10万円の釣竿が、一晩で100本、一気に売り切れちゃうんです。

我々メーカーとユーザーであるお客様と、一対一の関係性だとやっぱり限界があるんです。プロアングラーという、ユーザーの信頼を得た第三者が間に立って、ユーザー目線で商品を紹介することによる効果がいかに大きいか。「リノべる。」のビジネスモデルは、まさにその「型」に当てはまっているなと直感しました。

試行錯誤で積み上げた、成約実績。

加盟して3年目になりますが、不動産事業の担当は、現在のところ私一人です。初年度は6件、翌年は20件のご成約をいただくことができ、おかげさまで今年度も順調に進んでいます。

「リノべる。」のお客様はリノベーションを前提に物件をお探しですから、内覧した物件の内装がボロボロの中古物件だと、むしろ喜ばれる方がほとんど。その点は大きいと思います。

もちろん、売買仲介は全くの素人でしたので最初は分からないことばかりで。法令関係は特に調べるのが大変でしたが、それこそ銀行の方、不動産業を営む知人や、「リノべる。」にご紹介いただいた加盟企業の方にお話を伺い、教えていただきながら、一つずつ覚えていきました。

秘訣は、徹底した“お客様目線”と“スピード感”。

コツと言えるかどうかは分かりませんが、一にも二にも、お客様に対する「気持ち」と「スピード感」を大事にしています。これだけの大きな金額で家を買う経験なんて、人生に何度もあることではないじゃないですか。だからこそ、お客様には今後の生活に安心感をもって、気持ちよくご購入いただきたいですし、そのために何ができるのかというのは常に考えています。

実際お客様の立場で考えてみると、仕事をしながら物件を探すのってものすごく大変ですよ。それを、不動産パートナーとしてしっかりとバックアップする。ローン等もお客様の目線にたって対応する。当たり前のことですが、これを徹底するというのがとても大切だと実感しています。

2年ほど一人で事業を回してきて見込みが立ってきたこともあり、今後は不動産事業のスタッフを増やして、しっかりと組織を作っていきたいと考えています。この2年で、生活が変わり、仕事が変わり、自分自身の目線も随分変わりました。偶然手に取ったあのFAXで、自分の人生が変わるとは。ほんと、分からないものですね(笑)。

櫻井釣魚具株式会社 SAKURA ESTATE

代表取締役社長 櫻井孝行

代表取締役社長 櫻井孝行